去年11月頃にVMware Flingsで公開された Realtek Network Driver for ESXiをASRockマザーの自宅サーバーで使ってみました。
リリース時の詳細な情報はいつものWilliam Lam氏のブログから。 https://williamlam.com/2025/11/realtek-network-driver-for-esxi.html
そもそもESXiのNIC Driverって
ESXiのNIC driverは、これまでRealtek NICは標準では含まれていませんでした。対してIntel NICはbuiltinされているため、ESXiを使う場合は「Intel NICオンボードのマザーボードが鉄板」なんて言われていました。
Realtekチップであっても、USB接続のNICであればUSB Network Native Driver for ESXiを使うことでこれまでも利用できていたのですが、今回ついにオンボードのRealtek NICも対応し、利用できる様になりました🎉
Native Driver以前の話
余談ですが、ESXi 6.7まではRealtekのオンボードNICでも、コミュニティベースのカスタムドライバを入れれば動かすことはできていました。
ESXiのアーキテクチャ変更によりNative Driverが登場し、VMware側で用意されているベンダー向けのSDKを使わない限りNative Driverを作ることができなくなり、ESXi7.0以降は古いLinuxドライバをラップする方式だったカスタムドライバ(vmklinux)は利用出来なくなりました。
Native Driverについては、VMworldの資料に詳細情報があります。ご参考まで
今回ESXi 8.0以降になりますが、Native DriverとしてRealtek NICが利用出来るようになりました。(ESXi 7だけスキップですが、EoL的にね…)
実際にRealtek Network Driver for ESXiをインストールしてみる
先述の通り、今回ドライバを試す前提として ESXi 8 環境が必要です。
これまで自宅環境ではMellanox ConnectX-3を使っていましたが、ESXi 8ではハードウェアサポートおよびドライバが打ち切られ使えなかったので上げていませんでした😅
うーーーむ、ConnectX-3 ESXi8からサポート切られているな。。https://t.co/VkC0vZ8pJN
— spg (@spg_games) March 9, 2024
最近ConnectX-4 を購入、換装したのでまずはESXi 8に上げてからドライバをインストールしてみます。
(ConnectX-4使えるならオンボード🦀NIC無くてもいいんじゃ・・?とツッコまれそうですが、10Gスイッチのメンテとか冗長構成でUplink 1Gの別系統でも通信出来たことに越したことないので…この辺りは過去の記事で)
ConnectX-4買って換装していなかったので鯖に取り付けた。問題なく25GbE認識したけど今まで通り10GbEでリンクアップさせた。
— spg (@spg_games) December 19, 2025
消費電力もワットチェッカーで見たけどそんなに変わっていなさそう?というかIntel ARCからRTX5060Tiに変えたらアイドル時の消費電力下がったかも
検証機材
今回検証するサーバーのマザーボードは ASRock X370 Pro4 です。
NICはRealtek RTL8111GRです。🦀
作業前の状態はESXi 7系です。
ConnectX-4がDual Port NICなので、vmnicが2つ認識されており、当然ですがオンボードのRealtek NICは表示されていません。

1. アップグレードオフラインバンドル & Driverのダウンロード
ESXi8にアップグレードするのと、本題のRealtek Network Driver for ESXiをBroadcom Support Portalからダウンロードします。
ESXiはクリティカルなセキュリティパッチまで、VMware Flingsも上記サイトを通じてダウンロード出来ます。
個人アカウントを用意し、My DownloadsからFree Software Downloads available HEREを選択し、
- VMware vSphere
- Solutionsタブを選択し、Edition、バージョンを選択してオフラインバンドルが利用可能
- Flings
- Realtek Network Driver for ESXiの最新バージョンを選択(投稿時の最新は
1.101.01)
- Realtek Network Driver for ESXiの最新バージョンを選択(投稿時の最新は
上記からダウンロード出来ます。
以下が詳しいです。
エンタイトルメントのないアカウントでの VMware ESXi ・ vCenter のパッチダウンロード方法 (復刻版)
2. ESXi 8へのアップグレード
まずはESXi 8へアップグレードします。
古いハードウェアを含むため、--no-hardware-warning オプションを付けて実行します。
esxcli software profile update \
--depot=/vmfs/volumes/hoge/misc/VMware-ESXi-8.0U3d-24585383-depot.zip \
--profile=ESXi-8.0U3d-24585383-standard \
--no-hardware-warning
※パスの /vmfs/volumes/hoge/ 部分は環境に合わせて読み替えてください。絶対パス指定が必要です。
アップグレード実行後、一度再起動します。
3. Realtek NIC Driverのインストール
再起動してESXi 8になったら、いよいよ本題のRealtek NIC Driverをインストールします。
Lam氏のブログに掲載がある通り以下コマンドを実行
esxcli software component apply -d /vmfs/volumes/hoge/misc/VMware-Re-Driver_1.101.01-5vmw.800.1.0.20613240.zip
実行結果:
Installation Result
Message: The update completed successfully, but the system needs to be rebooted for the changes to be effective.
Components Installed: VMware-Re-Driver_1.101.01-5vmw.800.1.0.20613240
Components Removed:
Components Skipped:
Reboot Required: true
DPU Results:
無事に入りました。Reboot Required: true とある通り、変更を適用するために再起動します。
4. 認識確認
再起動後、確認すると…

バッチリ認識されています!
まとめ
今回Realtek Network Driver for ESXiをインストールし、ASRockマザーで動作することを確認しました。
これまでIntelのオンボードNICでないと、PCIeにConnectX-3など積まないとESXiでNICが使えなかったのですが、Native DriverでもRealtek NICが使えるようになったのでかなり利便性が上がったと思います。
DeskMeet X300も自宅にあるのですが、こちらもRealtekのオンボードNICでESXiで使うならPCIe slotはConnectX増設かな~と思っていたものの、オンボードNICもESXi 8であれば利用出来ると思うので、1 slotしかないPCIeをGPUに利用するなど構成の幅が広がりそうです。
個人的にASRockの Steel Legend シリーズなどは耐久性重視で設計されているため、安価かつ高耐久な自作サーバーとして魅力的な組み合わせになるんじゃないかなと思っています🤔
ソフマップ秋葉原店2F@sofmap_official の自作PCパーツコーナーで
— ASRock Japan (@AsrockJ) December 17, 2025
とんでもなく恐ろしいテストやってる。 pic.twitter.com/jz5xL2AfG3
以上動作報告でした!
そのうち自作サーバー選定とかで記事書きたい(今めっちゃPCパーツ高騰してるけど…)
vSANノードでM.2使うときは基本DRAMキャッシュ搭載を使ってるんだけど、vSANハイブリッド構成的でDRAMレス(HMB)なM.2を活用出来る仮想インフラのオススメちゃっぴーに聞いたらProxmox VE + Cephだった。
— spg (@spg_games) December 28, 2025
Intel ARCとかはこれに生やすかなぁ
別にメインPCのゲーム用で使っても良いんだけど🤣